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過去に安心することなく、モチベーションを維持 超円安を乗り切り、22期連続黒字を達成する

2015年6月26日
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( レーザ加工&ガス技術情報「レーザインサイド ( LASER INSIDE )」(2015)『第3章 レーザ発振器、周辺技術輸入商社トップインタビュー』 掲載記事 : (有)ガスメディア社 発行 )

過去に安心することなく、モチベーションを維持
超円安を乗り切り、22期連続黒字を達成する

     株式会社日本レーザー 代表取締役 近藤 宣之 社長

6月2日の東京外国為替市場で、円相場は12年半ぶりに1ドル125円台となった。
近藤社長にインタビューを行った時点では、1ドル120円前後だったので、わずか2週間で5円の円安、4%ほど円がドルに対して下落する急激な変化となった。
 
世界のレーザを日本に輸入する日本レーザーにとって、円安は調達コスト上昇となり業績を圧迫する。
アベノミクスによる金融緩和が始まった2013年12月期には、1ドル80円から100円へと約25%もの円安が進行したことで、調達コストの増加が前年の経常利益約3億円を上回る非常事態となった。
 
これに対し近藤社長は「赤字は雇用不安を生み、社員のモチベーションを下げる。雇用を守るという大前提のために、経営者は常に黒字を出すのが使命」として、社内のコスト見直しや新規事業の開発など、すばやい対応を行った結果、1994年の社長就任以来続けてきた20期連続の黒字経営を見事に達成した。
 
その手腕には、過去に日本電子最年少役員として海外子会社の整理を担当したことや、債務超過状態の日本レーザーを再建するという修羅場を体験した近藤社長ならではの強い信念が感じられる。
 
「2013年は再出発の年」(近藤社長)から、前期2014年1月~12月の日本レーザーの決算は、売上高37億7500万円(前期比19.5%増)、税引前利益1億3300万円(同84.7%増)、純利益8500万円(同97.7%増)と円安による仕入価格上昇の逆風の中でも、V字回復とも言える結果となり、受注額は過去最高を更新して37億7000万円となった。
 
こうした日本レーザーの経営の強さはどこにあるのか、また、さらに円安が進んだ今期の見通しについて近藤社長に聞いた。
 
...(以下略)
 
※全文は添付ファイルを参照ください※