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経営者の交代を機に従業員の力を引き出す企業文化をつくり上げることに成功

2017年6月21日
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( 『「見えない資産」経営 企業価値と利益の源泉』= 第6章 事例4= 掲載記事 :バリュークリエイト 代表取締役 三冨 正博:バリュークリエイト株式会社 発行)
 
 

「見えない資産」経営

企業価値と利益の源泉

 バリュークリエイト代表取締役

三冨 正博

 

第6章 事例

事例4 日本レーザー

経営者の交代を機に従業員の力を
引き出す企業文化をつくり上げることに成功
 
組織資産に徹底して磨きをかけることで圧倒的な人的資産を築き、安定的な収益性を確保している会社がある。日本における光・レーザー関連商社の草分けである日本レーザーだ。しかし、かつては同社も、文化も戦略も薄れ、目の前の成果を追うのに疲弊し、倒産寸前まで陥っていた。いかにして企業文化を形成するにいたったのか。
 
1.背景
 
 日本が高度経済成長を謳歌していた1960年代から1980年代にかけて「日本的経営」という言葉がもてはやされた。1958年に『日本の経営』を著したジェイムズ・アベグレンによると、日本的経営の特徴は「終身雇用」「年功序列」「企業内労働組合」の3つに集約できるという。
 だが、世界を席巻した日本的経営は1991年のバブル崩壊によって否定された。それ以降、多くの企業では日本的経営の一部、またはすべてを手放し、時代に即した新しい経営のあり方を模索しはじめた。
 それから20年以上がたったが、新しい日本的経営のあり方はまだ見えない。過去の呪縛から逃れることができず、結局、古い経営慣行を焼き直して使っている会社もあれば、闇の中を手探りでさまようばかりで、いっこうにそれらしい答えを見つけられず、延々と紆余曲折を繰り返している会社もある。
 そうしたなかでも、これぞ新しい日本的経営と呼べる形ではないかと考えられる先進事例がいくつか出てきている。
 

...(以下略)

 

※全文は添付ファイルを参照ください※