「「いい会社」をつくった名経営者の言葉 心に沁みるひと言で学ぶ "人を大切にする経営"の本質」 株式会社商業界 発行
遠回りこそ人生の最短ルート
人生において2点間の最短距離は直線ではない
どんな逆風でも黒字を出し続ける夢と志の経営
(株)日本レーザーは、世界のトップメーカーをはじめとしたレーザー機器や光の技術とその製品を輸出入する専門商社である。
デフレ脱却を旗印にしたアベノミクス経済政策により、一時円安が進んだ。急激に為替が変わると、どんな大企業であってもそれをコントロールできない。世界のレーザーを取り扱う輸入比率の高い同社にとって、円安は調達コストの上昇となり業績を圧迫した。特に、80円から100円になった2013年には25%も増加。前年の経常利益約3億円を上回る非常事態となった。
こうした一時的な赤字経営もやむなしと考えるのが通常の経営者だ。しかし、「業績を経済、政治など、他責にするのは経営者として失格。赤字は雇用不安を生み、社員のモチベーションを下げる。雇用を守るという大前提のために、経営者は常に黒字を出すのが使命」と、代表取締役社長(当時)の近藤宣之は断言した。...(以下略)
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