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世界不況下でも先手の対応で黒字確保「技術商社」としての独自性を発揮

2009年7月1日
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(Semiconductor FPD World 2009年6月号掲載記事)

07年6月にMEBOによって日本電子から独立した日本レーザーは、出発後早々に世界同時不況という困難な局面を迎えることとなった。日本レーザーの顧客であるエレクトロニクス関連メーカーのほとんどが、08年度決算で大幅な赤字転落を余儀なくされた。しかし、このような厳しい状況の中で、同社は08年12月期決算を3200万円の経常黒字で終えることに成功している...

 

こうしたサービスを提供できる背景には、同社が擁するスタッフの独自性がある。正社員の15%程度を占める理工系の高学歴者については、全員が営業業務についており、物理の専門知識に裏打ちされた技術営業で業績を上げている。一方、装置の修理や設置、ものづくりなどの業務に携わっているのは、近藤氏曰く「器用で実践的。図面なんかなくても何でも直してしまう」という叩き上げの技術者たちであるという...

 

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