( 「月刊 総務」 2011年10月号 “企業事例 1” 掲載記事:株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーション 発行・編集)
これからの時代に企業が生き残っていくために、従業員のモチベーションアップは切実な課題である。しかし、従業員が企業を「自分の会社」だと考えることができれば、これ以上のモチベーションはないだろう。それを実現したのが、株式会社日本レーザーだ。今年「第一回『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞」で中小企業庁長官賞を受賞した。同社のユニークな施策の数々を取材した。
いかにして親会社から独立するか
「会社は誰のものか」という問いはしばしば聞かれる。以前の日本では、会社は経営陣や従業員のためのものだというのが常識だった。しかし近年、この問いの答えは変わりつつある。「会社は株主のものである」が正解とされる風潮になったのだ。確かに、株式会社の仕組みからいえばそれが正解ではある。しかし、従業員のモチベーションは果たして上がるだろうか。
こうした矛盾を解決し、株主のものでも従業員のものでもある会社を実現させてしまった企業がある。株式会社日本レーザーである。
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