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異質な人材の活用によるグローバル経営-人材の育成と組織の活性化

2012年12月11日
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(「 SEMINAR REPORT」 ダイヤモンド経営者倶楽部 2012 セミナーリポート 掲載記事 : ダイヤモンド経営者倶楽部 発行)

異質な人材の活用によるグローバル経営-人材の育成と組織の活性化

株式会社日本レーザー代表取締役社長
近藤宣之氏

近藤氏は、3度会社の再建に立ち向かった。
28歳で労組の委員長をしているときの、オイルショックと放漫経営で窮地に陥った日本電子の再建。1000名の希望退職を受け入れ、経営トップ全員の退任を迫った。
2度目がアメリカ法人のリストラ。そして3度目が債務超過に陥った子会社・日本レーザーの再建。
この過酷な経験から氏は独自の経営哲学と人材活用法を生み出し、日本レーザーを19年間黒字を続ける会社にまで育てた。
彼の人を大切にする経営が注目され、第1回の「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞、新宿区最優良企業賞を受賞した。この輝かしい実績を残した氏の経営哲学と人材活用法を聞いた。

会社の存在理由は人を雇用すること

これからお話しするわが社の人事制度や政策は、最初に青写真があって計画的に組み上げてきたものではありません。

今にもつぶれそうな会社としては、学歴、性別、国籍、障害の有無にこだわらず来てくれた人を雇わざるをえず、その人たちにやる気を出してもらって目いっぱい働いてもらうために四苦八苦して工夫してきたものです。ですから、就業規則も制度も、良いものを次々と取り入れるために毎年のように改定してきました。

例えば、腎臓がなくて透析を受けている障害1級の社員のために、短時間勤務が可能な制度を作ったり、夫の転勤で上海に帰る中国人の女性社員のために上海で勤務できるようにしたりなど、その時々に良いと思われる制度や政策を導入してきて、その積み上げで現在の仕組みができているのです。

...(以下略)

※全文は添付ファイルを参照ください※