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中小企業の特性を活かした人事労務

2013年8月26日
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(「 企業診断」 2013年8月号 特集 中小企業 業績アップの人事労務 掲載記事 : 株式会社同友館 発行)

1.中小企業の特性を活かした人事労務

社会保険労務士牧村博一

はじめに 1

企業の人事・労務制度については,多くの書籍が出版されており,人事・労務専門のコンサルタントも数多く存在する。だが,その専門性やコンサルテイングの内容は,企業の規模に関係なく,画一的なものにとどまっていることが多い。そしてその多くは,大企業向けである。

中小企業の経営者からは,「一流企業の仲間入りを目指し,大手コンサルタント会社に高いフィーを払って,賃金など人事制度の見直し・再構築を依頼し,提案どおりに新制度に移行させたが,うまく機能しない。以前と比べて職場の雰囲気が悪くなり,社員のモチベーションも下がり,結果として業績も悪化してしまった。こんなことなら,以前の制度のままで、良かった」といった話を耳にすることがある。

中小企業は,大企業と違って「人事部」など専門の部門やスタッフを設置できず,大企業と同じ制度を運用するには困難を伴う。その結果,中小企業が大企業と同じ制度を導入しても,うまく機能しないのである。

...(以下略)

※全文は添付ファイルを参照ください※