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ダイバーシティ経営で活力を生む

2014年4月8日
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( MANAGEMENT SQUARE(マネジメントスクエア)No.290 2014.4.1発行 《会社を強くする! 実践経営塾》掲載記事:株式会社ちばぎん総合研究所 発行)
 

ダイバーシティ経営で活力を生む

多様な存在を留めるという意味で、ここ数年よく使われるようになったのが「ダイバーシティ」ということばだ。企業経営では年齢や性別、国籍、障がいの有無などにこだわらす人材を積極的に活用することが、業績の向上にもつながるとされている。中小企業もその例外ではなく、むしろ大手企業で活績の場が与えられなかったたマイノリティの中に優秀な人材が数多く埋もれている。そんな社員を見つけて会社の成長につなげている2社を紹介する。

人を大事にするのがダイバーシティ。実力主義プラス終身雇用の「進化した日本的経営」で20年間連続黒字を更新中

■会社の経営危機で多様な人材を受け入れる

レーザー機器の専門商社である日本レーザーは1994(平成6)年に債務超過に陥った。しかも社員の一部が、海外メーカーの輸入代理販売権を勝手に持ち出して独立していく。親合社だった日本電子から建て直しのため送り込まれた近藤宣之社長は「今でこそ20年間連続で黒字決算を続けていますが、来たときはどん底の状態でした」と振り返る。

経費節減の徹底や海外取引先との関係強化などで2年後には累積赤字を一掃したが、その間にも近藤社長の方針になじめない社員が次々と会社を去っていった。求人費用をかけられないので、ハローワークで探さざるをえない。これがダイバーシティ経営へと日本レーザーが舵を切るきっかけになったと近藤社長は語る。

...(以下略)

※全文は添付ファイルを参照ください※