( BigLife 21 [ビッグライフ社 × 創光技術事務所 共同企画インタビュー] 掲載記事 =その5=)
日本レーザー、近藤宣之氏の特別インタビュー最終回。リスクを取った経営が認められ、東京商工会議所の第10回「勇気ある経営」大賞で、商社として初めて大賞を受賞した同社。
近藤氏に経営者に求められる条件を語って頂く。
(前号記事HPにて公開中!)
◆聞き手:創光技術事務所/筒井 潔氏・塩入千春氏 ◆取材・文:渡辺友樹
世界における
国益の主張と日本の役割
〈前号のあらすじ〉経営に必要な運を呼ぶ心掛けには「いつも笑顔で、感謝して、成長して、他責にせずに、受け入れる」という5つがあり、その逆に、運が悪くなるものとして「他責、人のせいにする」「オレがオレがという態度」「自分の利益を主張する」があると語る近藤氏。それは集団でも同じだと氏は言う。
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近藤 : 自分の利益だけを主張して「オレがオレが」では運が悪くなるというのは、個人の問題だけでなく、集団でも同じです。
企業や国家でもそうですよ。自国のために「オレがオレが」と自分の利益を第一に考えていれば、結局は孤立するんです。
筒井 : そう、孤立するんですよね。
そういえば最近、外務省のある役人が「国際会議など各国の財務担当者が集まる場で、昔に比べて各国が自国の利益を強く主張するようになっているように感じる」と言っていました。
近藤 : 孤立すると、隣国が悪い、どこそこの外国が悪いと言い出す。最終的には戦争が起こるわけです。自国の利益ばかり追い求めるのがいちばん問題ですよね。
...(以下略)
※全文は添付ファイルを参照ください※