( 『ずっと働ける会社』= 9章 徹底して人を見る、人を育てる= 掲載記事 :NPO法人マタニティハラスメント対策ネットワーク(略称:マタハラNET) 代表理事 小酒部さやか 執筆:株式会社花伝社 発行)
ずっと働ける会社
NPO法人マタニティハラスメント対策ネットワーク(略称:マタハラNET)
代表理事 小酒部さやか
9章 徹底して人を見る、人を育てる
株式会社日本レーザー
マタハラNetに寄せられる相談の中に、"逆マタハラ"というものがあります。逆マタハラとは、産休・育休取得者が出ることで、周囲の負担が大きくなることを表現したものです。
マタハラが話題になり始めた当初から、逆マタハラ問題は指摘されていました。「妊婦だからと甘やかしすぎて周りが迷惑になっている」、そんな声は少なくなかったのです。
逆マタハラでの周囲の負担感は、ケアや報酬で補うこともできるはずですが、これまで企業は、「人件費を浮かせることができ、仕事も回せる」と考えがちで、メンバーに手当てをすることはまずありませんでした。
中央大学大学院戦略経営研究科の佐藤博樹教授も、休職者の給与を周囲の人間で分ける会社は、知りうる限り1社もないとのことでした。
残念ながら、逆マタハラが生まれやすい企業文化が根強くあるのです。
従業員"全員"の多様な幸福を守るのは、難しいことのように思えます。
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