( 労働新聞 2023年5月1日 『ぶれい考』掲載記事 : 株式会社労働新聞社 発行 )
ぶれい考
人財は経営の投資対象に
(株)日本レーザー 代表取締役 近藤 宣之
昨年来、「人的資本経営」は、人事・労務部門だけでなく、企業経営全体のなかで当たり前に取り組むべき課題になりつつある。従来の日本的経営の主要な理念である「人を大切にする経営」とどこが違うのであろうか?あらためて、待遇改善や職場環境整備を含む「社員を大切にする経営」を推進すべきということではない点には注意したい。
「人を大切にする経営」では、企業内の人間関係にフォーカスして、相互信頼を築きながら、コミュニケーションの改善や、社員間の協力を重視し、組織内の人間関係を大切にする。働きやすい環境を整えて、良い経営風土を醸成していく。従来から中小企業にはよくみられるように、会社はいわば大家族、疑似家族のような存在として扱われている。経営者のリーダーシップは、社員とのコミュニケーションを大切にすることが求められてきた。
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