(「月刊 商業界」 2012年 1月号 事例特集 “業績を伸ばす従業員第一主義” 掲載記事 : 株式会社商業界 発行・編集)
社員のモチベーションに全てはかかっている
バブル崩壊により業績悪化が続き、日本レーザーが債務超過に陥ったのが1993年のことだ。親会社の日本電子から送り込まれたのが近藤宣之さんだ。初めは役員として入ったが、翌94年に社長に就任すると、その年度から黒字化を果たし、翌95年度には累損を一掃。以後18年間、日本レーザーは黒字経営を続け、2011年には第1回「日本で一番大切にしたい会社」大賞、中小企業庁長官賞を受けるほど注目されている。
「社長の役割は、従業員の生きがい、働きがいのため、安心して働くことのできる環境をつくることです。そうすれば従業員は必ず、顧客満足のために働いてくれるようになります」
近藤社長は理路整然と説明するが、これが簡単ではないことは、経営者の誰もが実感することだろう。
なぜできたのか。どのように実現したのか。
「会社を再建するのも、発展させるのも、全て従業員のモチベーションにかかっています。モチベーションをいかに上げるか。そのため何ができるかをずっと考えていました」
...(以下略)
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