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「これからの高齢者、女性の働き方を考える」

2012年1月4日
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(■高齢者活躍支援協議会 第3回シンポジウム■ これからの高齢者の仕事を考える 記録集  2011年11月16日開催: 一般社団法人 高齢者活躍支援協議会 発行・編集) 

□日本レーザーの経営者としていかなるシニア、そして女性を活用したいのか

近藤)日本レーザーの近藤でございます。今日は、経営者として、どういう人材、どういう女性、どういうシニアを求めているか、活用するかということについてお話しします。かなり独断と偏見がございますので、ご異論がございましたら、ご質問いただきたいと思います。

私自身は、一部上場企業の労働組合の委員長を11年間やりました。アメリカの現地人、アメリカ人やいろいろな国籍の外人を使う米国経営を足かけ9年やりまして、現在は中小企業日本レーザーの社長を18年やっております。

○会社に求められるのは、多様な人材の活用

先ほど、坂本教授からご紹介いただいた、今年の、第1回の「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞というイベントがございまして、幸い中小企業でお前のところが一番だと言われまして、中小企業庁長官賞を高原一郎長官からいただきました。

今日、高齢者という定義について非常に疑問に思いました。私自身は今度68 歳になります。それで、このあいだ、坂本光司先生と一緒に、10 月20 日(木)の午後8時のゴールデンアワーに上映されたNHK の「セカイでニホンGO!」に出させていただいたのですが、私の写真が大きく出たとき、「笑顔の素敵なおじさん近藤社長」と字幕が出ました。私は「おじさんだなぁ」と思いました。褒め言葉ですが、「おじいさん」とは書けなかったのでしょうね。そういうことで、おじいさんですが、おじさんのつもりでやります。

坂本先生がおっしゃったように、会社は、いわゆるマイノリティに属する高齢者、外国人、そして、ハンディキャップ等さまざまな人材を雇用することが重要です。私どもは、障害者雇用率が2.5%を超えています。身障者1級の人を採用し、正社員で、週3回の病院通いながら課長として頑張っていただいています。外国人も、一時は正社員で5人、韓国人も入れて6人使っていた時期もあります。いまでも中国籍の2人の社員が勤続10 年以上にわたって働いています。

感ずることは、いわゆる経営活性化のためにはダイバーシティ(diversity、多様性)が重要であり、多様な人材を活用しなければ会社は駄目ではないかということです。

○高齢者と女性活用の視点

そのなかでも、今回のテーマになっているのは、女性と高齢者です。皆様とは意見が違うかもしれませんが、私は、女性と高齢者に求めるものが違います。女性には“Contribution”を求めています。高齢者には“Dedication”を求めています。

...(以下略)
 
※全文は添付ファイル(18~27ページ)を参照ください※