(「月刊 人材ビジネス」 2012年 9月号 “笹田学の One for all All for one” 掲載記事 : 株式会社オピニオン 発行・編集)
顧客満足より社員満足を
日本レーザー 近藤宣之社長に聞く
聞き手/笹田 学
日本レーザーは、MEBO(経営陣と従業員が一緒に会社株を取得する)で親会社からの独立を果たし、全社員が株主となった。人を大切にするユニークな経営手法は、TV 、雑誌など複数メディアにもにわかに注目され始めている。同社近藤宣之社長に経営、人事戦略を聞いた。(文責/編集部)
笹田 「顧客満足より社員満足」と経営方針に明記されています。
近藤 はい。はっきりと(笑)。お客様はけげんなお顔をなさるんですけれどね。
しかし、自らが所属する会社に満足することなく、また自らが提供する商品やサービスに満足できなくて、どうしてお客様に満足していただけるでしょうか?自信や確信が持てるためには、基本である社員が満足していなければならない、社員の満足度が何より大事なんです。
笹田 そういうことを理解しておられる経営者の方は少ないですね。
近藤 私は人「財」と書きます。よく企業の4要素で人、モノ、金、情報などといいますが、人は別格なのです。人が企業の要素である金、モノ、情報をコントロールし、経営が成り立つのです。社員は唯一の財産です。
笹田 その信条をどうやって経営に落とし込んでいるのでしょう。
...(以下略)
※全文は添付ファイルを参照ください※