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経営陣と社員が共同で経営権を握るMEBO方式で親会社から独立

2013年3月14日
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「財界」 2013年3月26日号 掲載記事 『Zaikai Report 特集◎社内資源の中から宝を掘り起こせ』 : 株式会社財界研究所 発行

経営陣と社員が共同で経営権を握るMEBO方式で親会社から独立──

医療用機器で急成長 レーザー専門商社
日本レーザー ・ 近藤宣之の七転び八起き人生

国内最大手のレーザー専門商社・日本レーザー。
19期連続で黒字を計上する同社だが、1993年には経営破たん寸前の危機的状況に陥った。
そんな同社の経営再建は、「親会社に甘えてばかりではいけない」(近藤社長)と、過去のしがらみを断ち切ることから始まった──。

本誌・松村 聡一郎 Text by Matsumura Soichiro
 

既得権にメスを入れて

「当社は顧客の要望にきめ細かくお応えする〝スーパーニッチ〟な専門商社。大企業があまりやらないような、大手の手の届かないカスタムメイド品やアフターサービスに力を入れてきました」と語るのは、日本レーザー社長の近藤宣之氏。

 科学研究や情報通信、光学機器、最近では医療分野まで、研究開発や生産の現場で幅広く使用されるレーザー。日本レーザーはレーザー顕微鏡や光ディスク原盤作成装置、三次元測定機などを欧米から輸入し、国内向けに販売する、今や国内最大のレーザー専門商社である。

 同社の強みは専門商社でありながら、営業部員の約7割が技術系出身者であること。顧客である国内研究機関や製造業向けに、海外から輸入した製品を顧客ニーズに合わせて加工して提供。いわゆる、カスタムメイドの特注品を短納期で届けることが、大手との差別化につながっている。

...(以下略)

 

※全文は添付ファイルを参照ください※