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(松下幸之助 経営塾 講義録)責任はすべて社長にあり =その1=

2017年3月15日
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(  雑誌『衆知』2017.1-2月号「松下幸之助 経営塾 講義録」掲載記事 : 株式会社PHP研究所 発行)
 
責任はすべて社長にあり
 
信念と覚悟で実践する「社員を大切にする経営」
 
リストラなしで23年間黒字を維持
 
二〇一一年に「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の中小企業庁長官賞をいただいた頃から、当社は「人を大切にする経営」を実践する会社として広く認知されるようになりました。
 
しかしそもそも、「人を大切にする経営」とはどういう経営でしょうか。私は、「社長が、社員やその家族、会社に関係するすべての人々を大切にする経営」と定義しています。
 
もちろん、社員を大切にしないと公言する社長などいないでしょう。ただ、建前として大切にすると言いながら、苦境に陥ると「背に腹は代えられない。結局は、利益こそが企業の存続条件なのだ」と言って、社員を切り捨てる経営者もいます。
 
...(中略)
 
そのために日本レーザーでは、独立にあたって日本で初めてMEBO(Management and Employee Buyout=経営陣と従業員による買収)という手法をとりました。一般的に企業が独立する時は、株式を市場に公開するIPO(新規株式公開)や、自社株を他社に買い取ってもらうM&A(企業買収)などの手法がとられますが、どれも社員のモチベーションを悪化させるリスクをはらみます。また、MEBOは経営層に加え社員全員が出資者になるという点で、一般的なMBO(Management Buyout=経営陣による買収)とも異なります。
 
...(以下は[その2]に続く)
 

※[その1] 全文は添付ファイルを参照ください※