( 「エルダー」 2015年2月号 “Top Interview【No.10】”掲載記事 : 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 発行、労働調査会 発売)
経営理念は「雇用すること」
生涯雇用実現のキーワードは社員の多様性
株式会社日本レーザー代表取締役社長
近藤宣之さん
リストラ対策に明け暮れた日々
―近藤さんは、「会社の最大の目的は雇用」という経営理念をお持ちです。
その理念のもと、債務超過に陥っていた日本レーザーの経営を建て直し、社長就任以降20年間黒字経営を続けています。
2007年にはMEBO(経営者と従業員の出資による企業買収)という稀に見る方法で親会社・日本電子からの独立を果たしました。それまでの歩みをお聞かせください。
近藤 日本電子に入社後、28歳で労働組合の委員長に担ぎ出されました。
苦労して労使関係の民主化を果たしたのも束の間、第1次石油危機の影響で会社が倒産しそうになりました。
全社員の3分の1に当たる1000人のリストラを余儀なくされ、組合委員長として必死の思いで会社との交渉を進めながら、「雇用を犠牲にするような経営をしてはならない」という信念を強く抱くようになりました。
...(以下略)
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